クロスオーバー 終章

歩んだ軌跡　-The locus which followed-
Turm der Luftspiegelung 合同作品

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アクロポリス・アップタウン上空「翔空庭」

雛野「みんな、お疲れさま！そしてありがとう！」

雛野「さー今は何もかも忘れて盛り上がるぞー！」



クロティア「（雛野さん、ノリノリだね…。）」



スイゲツ「（…あの時とは、全然違うね…。）」



芽依「（まぁ、アレが雛野の本性だから。）」

菫「さぁ、遠慮なく沢山食べてね。」



翔空「デザートにプディングケーキ作ってあるからね～。」



ナアナ「おぉ！やったー♪美味しいんだよねー、翔空さんのプディングケーキ♪」

クロティア「あれ？そういえばフェリエルとオルフェルは？」

翔空「あぁ、お仕事だってさ。フェリエルは来たがってたけどね～。オルフェルに泣きついてたし…。」

スイゲツ「…相変わらず…なんだね。」



芽依「それにしても、翔空さん。」

翔空「うにゅ？」

芽依「どうやってあのキメラ達をやり過ごしたの？」

翔空「あぁ～、それは聞かない お・や・し・ら・ず♪だよ～。」

クロティア「…あのねぇ…突っ込むこっちの身にもなりなさいよ…。」

芽依「歯！？え、歯で切り抜けたの！？」

クロティア「（ココにも突っ込まなきゃならない人が！？）」

雛野「ちょっと芽依、突っ込みに困るボケしないでよ！」

芽依「あ、ごめん…ってなんか違う様な。」

クロティア「…あたしは何処から突っ込めば良いんだろう…。」



スイゲツ「…あ！」

ナアナ「ん？どうしたのー、スイゲツちゃん？」

スイゲツ「…思い出した…。」



みにょん「まだ何か解決していないことでも？」

スイゲツ「…ずっと…引っかかってた…。」

空「…ゴホッ…ゴホッ…喉に饅頭が…！」

山吹「ホンマや！引っかかっとる！！」

茜「もー！！うるッさいわよ！！！」

緑「…こっちは気にせず…続けて…。」

スイゲツ「…ん……雛野って…翔空に大量に奢らされた人…だよね？」

クロティア「あー、思い出した！1つ5万ゴールドする高級ケーキを20個だっけ！？」

翔空「あぁ～、“そんなこと”もあったね～。今まで忘れてたわ、テヘ♪」

雛野「うあああああ忘れるなぁああああ

あああ！！！」

芽依「雛野、落ち着きなさい。『スタンブロウ』。」

雛野「…！み、みえる、私にもみえるぞ！（ピヨピヨ）」

翔空「やれやれ…何やってるんだか…。」

全員「お前が言うな！」


翌日

アクロポリス・アップタウン上空「芽依庭」




雛野「ところで…、あの、みにょん？」



みにょん「なんでしょうか？」

雛野「前に言ってた、お話って…？」

みにょん「ああ………何故私達に相談せずにあのような危険な依頼を受けたのですか？」

雛野「え、だ、だって…ツケ、早く払わないと…。」

みにょん「はぁ…、だからといって危険な依頼を受ける理由にはなりません。」

雛野「えー、で、でも…。」

みにょん「でもじゃありません！私達がどんなに心配したか！」

雛野「ご、ごめん…。」

みにょん「………。」

雛野「え、みにょん…？」

みにょん「いえ、雛野こそ、どうしましたか…？」

雛野「…ごめんね、みにょん達の気持ち、全く気づかなかった。」

みにょん「…次に同じ事があったら、絶対頼ってください！！」

雛野「！？…うん。
」
みにょん「絶対ですからね…。」

雛野「分かった。約束、するよ。」

みにょん「破ったら、怒りますよ。」

雛野「うん…。」

みにょん「よろしい。では、近くの喫茶店でお茶をしませんか？」

雛野「へ？」

みにょん「最近家の近所に出来た喫茶店なのですが、そこのダージリンが美味しいのですよ。」

雛野「あはは、それは良いね！行こう！」

みにょん「折角なので私が払います。」

雛野「いいの？ありがとう！」

みにょん「気にしないでください。では、行きましょうか。」

End of fable...
But this is a never ending fables...