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「人使いが荒いんだから…全くぅ。」 そうぼやいて東可動橋でゴーレム露店を眺めていると、 ポケットに入れている端末がぶるぶるとふるえだした。 相変わらずこのふるえは慣れないなあと苦笑して端末を取り出したわたしは、 メールの中身をざっと目を通す。 『みにょんさんと雛野へ そろそろみんなも強くなったと思う頃なので、 みんなで会いませんか? 集合場所はアクロポリスシティのアップタウンの中央です。 お返事お待ちしてます。 芽依』 どうやら待ち合わせらしい…。 アップタウンまで向かいながら返信を行うことに。 『Dear 芽依 OKっ!今からすぐ行くよ! 待っててね!! 雛野』 「まぁ、こんなもんかな~。」 ぼそっと呟いて返信。既に待ち合わせ場所は目の前。 と言うわけで到着。 一番乗りかな~と思って、周りをきょろきょろと見ると…、みにょんが先に居たらしい。早い。 「こんにちは、雛野。」 先に相手が口を開いたので、返答をする。 「あ、みにょん、久しぶり~。」 「お久しぶりです。お元気でしたか?」 「うん、元気。そっちは?」 「まあまあ、ですね…。」 (まあまあ、って何があったんだろう?まあいいかな。) 少し話をしてると急にみにょんが端末を取り出してメールを打ち出した。 (返信を忘れたのかな?) メールを打ち終わってまた会話に戻ると、芽依が凄い勢いで走ってきた。 『世界新記録です!』脳内の興奮したアナウンサーがそう叫んで…るけど無視しよう。 「お待たせ!」 「芽依!遅いよ!」 確かにわたし達よりかは遅かったのは事実。 「遅いので罰金ですよ。」 「罰金!?」 (…罰金!?) 「冗談です。」 「ほっ…。」 ホントに取ってたらどうなってたんだろうかと思いつつも、芽依の視線を追ってみた。 どうやらわたし達を観察している様子。 少しの観察の後芽依が少し小さな声で、 「二人とも可愛い服で良いなぁ。」 (…うーん、わたしの場合、すぐ見えるんだよね…その、下着を。) 「そんな事はありませんよ。芽依のだってとても良い鎧じゃないですか。」 (この服をデザインした人は結構エロい人に違いない。うん。そう決めた。) 「そう…?」 (…!気がつけばわたしに振られてる、気がする。) 「うんうん、鎧だって個性だよ!」 焦ってしまった。なんか、残念な返答なのは気のせい。 「そうかなぁ。」 ちょっと考え込んだ芽依。なんかわたし、悪いことをした気がする。 「…うん、まあいいか。」 (あ、納得したみたい。良かった…。) 心の中で安堵を覚えた。 その後、わたし達は冒険と暮らしと仕事の話で色々と盛り上がった。 喉が枯れるくらいに…。 PR |
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