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「お休みなさいー。」 「お休みなさい。」 今日も変わらぬ日常の終わり。 私は同居人のヴルーヘルにお休みと言い、寝床に入る。 今日は良い夢を見られるかな。 私は芽依。 職業はブレイドマスター。 ちなみに種族はエミル。 私には二人の仲間がいたんだけど、 一人はタイタニア界の試練とやらで旅に出て、 もう一人は…失踪。 で、今の同居人であるヴルーヘルは、 ドミニオンのナイト。 二人が居なくなった後、たまたま知り合った。 寂しさに負けてすすり泣いていたらティッシュをそっと差し出してくれた。 それから色々とお話して、彼女は家を持っていないと言うことを聞き、 私の家に住まない?と聞いたら、OKって返事がきた。 それから彼女は私の家に住んでいる。 …モノローグをしてたら眠くなった。 ……寝よう。 ――――この景色、知っている。 ――――この感覚、覚えている。 ――――この想い、畏れていた。 「芽依、どうして逃げたの!?」 「聞かないで!!」 「お願い、話して!」 「嫌!!」 「芽依!!」 「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!」 「!?」 「ヴルも、そうやって、私を追い詰めようと!!」 「ち、違う!貴方が思い詰めていた顔をしてたから聞いてあげたかっただけなの!」 「これは私だけの事だからそっとしておいてよ!!」 「お願いだから、話してよぉ…!」 「嫌ああああああああ!!!」 ガバッ 「ハァッ、ハァッ、ハァッ………!」 「……めぇーいぃー…。」 「…え?」 「Zzz…。」 「…ね、寝言か…。」 私の、嫌な記憶。 棄ててしまいたい記憶。 でも、一部しか見ていないから嫌な記憶。 全てを見られたなら、想い出。 それは、見知らぬ人たちとパーティーを組んでいたとき、 私を否定されたことが発端だった。 心に大きな傷を抱えて帰ってきて、 彼女が温かく出迎えてくれたのに、 私は、怖くなって、怖くなって逃げ出した。 だけど彼女は追いかけてきた。 でも、私はそれを拒絶しようとした。 彼女は…それでも私を心配してくれていた。 全てを話して、私は彼女に謝った。 彼女は話してくれてありがとうと言ってくれた。 そのときは何も喋れなかった。 でも、今なら…。 「聞いてくれて…ありがとう。」 PR |
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