芽依の日記

○月×日。
今日は３人で買い物に行った。
雛野は探していた服が見つかって大喜びをしていた。
みにょんは露店を覗いて、メモを取っていた。
私は伊達眼鏡を買って新しい服も買った。
その後にクエストを数件こなし、早めに寝ることにした。

○月△日。
起きた時やけに重いな、と思っていたら雛野が上に乗っかってきていた。
振り落とそうとしたら睡眠薬を飲まされた。らしい。
気がついたら雛野が私の髪で遊んでいた。
抗議の声を上げたら雛野はビックリして謝った後自分の部屋に戻っていった。
ちょっと言い過ぎたかな、と思った。

○月◇日。
今日は日記を書く気になれない。今日の出来事は明日書くことにする。

○月□日。
昨日は最悪な出来事が起きた。
些細なことで雛野と喧嘩してしまった。
その後に雛野を探して街を歩いていたら誰かにぶつかって、
気がついたら財布がなくなっていた。
急いでぶつかった相手を捕まえたのだが、
財布を取り戻した時、相手に殴られて危うく気絶しそうになってしまった。
みにょんがきてくれていなかったらまた財布を盗まれていただろう。
最終的には雛野と仲直りできたのでよかったと思った。

「…雛野？何読んでるの？」
「芽依の日記…って芽依！」
「許さないからね…。」
「ひぇぇぇ～！そ、そうだ！逃げれば…。」
「逃げられませんよ。」
「みにょん？！わあああああっ！」
その後…ドゴッという音と共に雛野の悲鳴が上がったとか。